※注意※
当ブログ記事は「mixiみんなの日記」に公開していた記事を移植したものです。
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ご無沙汰しています、マカロンです。
今回の舞台は「しまなみ海道」です。しまなみ海道は広島県は尾道から向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島を経て愛媛県は今治までを繋ぐ約80kmの本四連絡道路(※1)の愛称で、日本一と言っても過言ではないほどの超人気&有名サイクリングルートですが何を間違えたか今回は徒歩で渡ります。
さて今回参加する「しまなみ海道ウルトラウォーキング」には75kmと102kmとの2コースがありますが、ウォーキングイベントはまだ2回目なので欲張らずに75kmコースにエントリーしました。友人と二人で参加しているほか、102kmコースにははやとさんが出られるそうでゴールしたら連絡しますね~なんて緩く取り決めてあり色々と楽しみです。もちろんウォーキング自体やエイド、景色なんかもしっかり楽しみますよ!

===== 持物 =====
ようやく参加レポート本編……の前に、装備や携行品について触れておきます。誰かの参考になれば幸いですし、そうでなくとも次回参加時の自分用メモとしても役立つことを期待して。
凡例)
☆…問題なし、次回も使える
★…問題あり、次回は変更必須
×…出番なし
装備品
・ザック OSTRICH, バックパックライト5.5 ☆
・ヘッドライト BlackDiamond, ASTRO250 ☆
・テールライト CATEYE, TIGHT ☆
・シューズ UNDER ARMOUR, UA Infinite Elite ★
・ソックス mont-bell, コアスパントラベル 5トゥ ☆
・ウェア(トップス) ILMIK, バックポケット付き半袖Tシャツ(多分IL-TPS) ☆
・ウェア(ボトムス) mont-bell, トレールショーツ ☆
・インナーウェア(トップス) おたふく手袋, BODY TOUGHNESS ノースリーブ ☆
・インナーウェア(ボトムス) UNDER ARMOUR, HeatGear ロングタイツ ☆
携行品(in ザック)
・タオル ☆
・予備ソックス×2(装備品と同じ物) ☆
・充電関係(バッテリー、ケーブル、アダプタ) ☆
・プロテクトJ1 ☆
・ソフトフラスク ×
・ウェットティッシュ ☆
・鉄分ゼリー飲料 ☆
・塩分タブレット ×
・カロリーバー系 ×
携行品(in ポケット)
・財布 ☆
・スマホ ☆
持ち物あれこれ
エイド間隔が2.5~3H程度のため、補給食はさほど必要ありませんでした。エイドやコンビニで菓子パンでも貰ってバックポケットに入れておけば充分なのかなと。また今回は日差しが強かったため、長袖のインナーを仕込んでおけば良かったと感じる一面もありました。自転車では常に着用している一方で歩きだと体感気温が高めになる分だけ薄着の方がいいだろうと考えての選択でしたが、帯に短し襷に長しですね。次回も迷いそうです。一番大事なのはシューズ。新し目のシューズなのでハイリスクなのは承知の上で、今回で慣らし運転を済ませてしまおうとヤケクソ気味に考えていましたが悪い方に転びました。慣れたシューズはソールがだいぶすり減りアッパーに穴も開いてしまっているのですが、それでもなおシューズは履き慣れたものの方が良さそうです。後日リカバリーではサンダルで散歩などしましたが、ソックスさえ選べばサンダルでロングウォークに臨むのが最良な説も出てきたので、いずれどこかで試してみます。
===== 本編 =====

長い前置きを飛び越えて、今度こそ本編です。ほぼ時系列順に書き連ねましたので、順を追ってお楽しみください。
2025/10/11 15:05 0km
102kmコースは12:00、75kmコースは15:00よりウェーブスタートです。私は第2ウェーブに振り分けられていたので、15:00スタート組を見送ってからスタート列に待機です。全体写真撮影やら司会の盛り上げやら、スタート直前にしてテンションは最高潮。日差しがキツいのが玉に瑕ですが、最高のスタートとなりました。
序盤は団子状態な上に向島の中心市街地で信号も多いため普段の歩行ペースよりも遅く若干フラストレーションが貯まりますが、ここで無理に追い抜いても詮無いので流れに乗って歩きます。どうせ2~3kmも歩くうちにバラけて快適になってくるので、ちょっと遅いな~と思いつつも焦らずじっくり歩くのが吉です。この辺は2024年の佐久市強歩大会や自転車イベントと似たようなものですね。
2025/10/11 18:16 AS1 16kmくらい
ところ変わって第2の島・因島は第1エイド:ファミリーマート因島重井店です。本当は3km先の生口橋から夕陽を見たかったのですが、既に夜の帳が下りています。わずかばかし残念に思いつつも、暗闇の中ヘッデンであたりを照らす参加者たちが醸しだす「イベントらしさ」が非日常感を演出しており、コレはコレで捨てがたい光景です。自転車でもそうですが、夜のチェックポイントこそ醍醐味……みたいなところがありますよね(笑) あまり長居をしても根が生えてしまいますので、通過チェックと補給、トイレだけ済ませて出発しました。ゆっくり歩いて停止は短く、これぞグロスペース維持の基本です。
その後は斜張橋な生口橋を渡って生口島に入りますが、車道床版下に自歩道のあった因島大橋(※2)とは異なり、生口橋および以降の多々羅大橋・来島大橋では高速道路横に自歩道が整備されています。横と言っても側道橋が併設されている訳ではなく、床版の端にガードレールで区切った歩行者スペースがある状態です。高速道路とこんなにも近い歩道なんて他ではお目にかかれません! 大変貴重ですよ!! 高速道路特有の緑のキロポストにタッチしたり、E76西瀬戸道の看板を間近に観察したり、非常用公衆電話の前で記念撮影したり(笑) 最高に楽しい道でした。コレだけでも参加する価値があるってもんです。
2025/10/11 21:07 AS2 32kmくらい
暗闇の生口橋を渡った後にほぼ半周、ルート上は生口島の出口間際まで来たら第2エイド:瀬戸田サンセットビーチです。サンセット? はて。とっくのとうに日は沈み切っておりますが……。
なんて冗談はさておき、本イベントでは一番充実したエイドでした。充実したと言っても、特別だったのはお弁当パック(おにぎり+唐揚げ)と味噌汁くらいで、あとは給水各種(水・麦茶・スポドリ)、菓子類、梅干しで他のエイドと大差なし。それでもコンビニ脇ではなく公園的な広場を実質貸切で利用できたので、落ち着いてストレッチや休憩ができたのは非常に助かりました。
滞在20分程度でしっかり休憩・回復できたと判断して早発しましたが……、今にして思えばここでもう少し時間をとって足裏にプロテクトJ1を塗り直しておくべきでした。当初は50kmくらいで足裏に水ぶくれができるかな~と考えていたのですが、この先35kmすぎくらいで踵内側に水ぶくれができてしまい、早めに塗り直し・靴下を履き替えなかったことを後悔しました。幸いにも水ぶくれはただ痛いだけなので、関節や筋肉の痛みと違って気力で捻じ伏せれば済む話なのですが、発症を遅らせるに越した事はありませんからね。慣らしきれていない高反発シューズを選んだのも致命的なミスでした(分かってはいたのですが、慣れているシューズに穴が空いてしまい、2ヶ月ほど5~10km程度のランで使っただけの新シューズで臨むことになってしまったのでした)。
2025/10/12 00:13 AS4(※3) 47kmくらい
水ぶくれの耐えつつも、第4エイド:ローソン伯方島IC店につきました。店名でお気づきと思いますが、なんと大三島を通過して伯方島まで来ております。初めてのしまなみ海道なのにサイクリストの聖地をすっ飛ばす暴挙に出ました。まぁ、徒歩かつ真っ暗ですし。
もう一つの見所こと多々羅大橋はしっかり堪能してきまそた。多々羅大橋は生口島と大三島とを繋ぐ3スパンの斜張橋ですが、ほぼ中央に広島・愛媛県境があります。しまなみ海道をサイクリングされる方が必ずと言っていいほど写真を投稿するあの場所です。徒歩ですが私も例に漏れず写真を撮って楽しみました。
また、この多々羅大橋の主塔足元には「多々羅鳴き龍」なる掲示がありました。説明書きに則り柏手を打ちますと、主塔の間(※4)で反響し幾重にも重なったシャラララ……と立ち昇るような不思議な音が響くではないですか。素敵にキッスではありませんよ。鳴き龍というより昇り龍の効果音といった印象を受けましたが、非常に面白い体験でした。もしや他の斜張橋でも成立するのでしょうか。股の間に入れる大きめのA型・H型主塔はそう多くないですが、機会があれば試してみようと思います。
2025/10/12 04:13 AS5 61kmくらい
さてAS4からわずか14kmではあるのですが、この区間は非常に苦しい時間になりました。足の疲れもさることながら、汗冷えと若干トイレが近かったこともあり寒気を感じつつ耐え凌ぐ区間でした。大島北ICへの登りが思ったよりも長かったというのもあります。さらには、一緒に参加した友人も足の調子が芳しくないようで、今まで絶えなかった会話も途切れがちになり、2人してペースも㌔13分程度まで落ち、されど私はトイレを我慢しておりゆっくりも歩けず……で宮窪峠を越えてからは一人で先行することとしました。薄情者と後ろ指をさされようとも、尊厳を失うわけにはいかないので仕方がありません。すまないねぇ(今更)。
ひとまずAS5の3.7km手前、空白地帯に終わりを告げる救いのオアシスことローソン大島吉海店にピットインしました。トイレをお借りした後、身体が冷えているので暖かいお茶とレンチン式のピザロールラップ(で伝わるのかしら)を摂取しました。熱が身体に充填されて気力回復、脚の張りもほぐしてリスタートに備えます。なんてしている間に友人も到着していましたが、調子が芳しくないため長めに休憩していくとのこと。ここまで来たら無理のないペースを維持することが完歩の要と判断し、二手に分かれることとしました。
リスタートしてしばらくすると、いいペースで歩かれている方に信号手前で追いつきました。二言三言会話した流れで、ひとまずラストエイドまで一緒に行きましょうということに。旅は道連れとはよく言ったもので、黙々と一人で歩いていると気も滅入ってきてしまいますから嬉しい誤算です。手前で休憩したおかげもあってペースは回復し非常に快調で、元気にAS5:吉海水軍公園に到達できたのでした。
残念ながら友人はローソンでリタイアしたようで、サポートカーに回収されてAS5に先着していました。軽食をとって脚のストレッチをしつつ友人と落ち合い、残り14km頑張ってみると告げました。歩けば2~3Hですが、リタイア組はサポートカーが埋まるまで動けないようなので、どちらが先に今治に帰るかは微妙なところです。
さてAS5は来島海峡のすぐ隣、仰ぎ見た来島海峡大橋を渡ればようやく四国本土です。ついにここまで来たんだなと感慨深くもなるというもの。本四連絡の最後の一歩を踏み出します。待っとれ本土!! ところで来島海峡大橋は4km強、地上との連絡も含めると5kmに達する長大橋です(※5)。徒歩で渡るとおおよそ1時間を橋上で過ごすことになるわけですね。これはすごいことです。こんなに長く橋の上を歩ける機会はなかなかありません。長大橋ゆえメインケーブルから下がるハンガーもゴツいですし、カテナリー中央に至っては斜材まで組み込まれています。しかも3スパンですから心ゆくまで観察できるわけです。橋マニアの方がいらしたら是非歩いて渡って欲しいと思います。
2025/10/12 07:11 ゴール 75kmくらい
そしてついに四国本土に到達! やった~!! なんて言ってもゴールまではまだ7kmあります。この最後の1H強が非常にしんどいのなんの。完全に今治の街中を行くわけですが、ゴールの今治城までは最短ルートではなく国道沿いを進んで南西からぐるっと濠を回って登城します。せいぜい数百mしか変わらないとは分かっていますが、ドがつくほどストレートの国道沿いを行くのはなかなか堪えます。信号ストップもそこそこ多く、気力で捩じ伏せるには水ぶくれの痛みが強くなり過ぎているのでありがたい面もありつつ、思うように進まずもどかしい気分に。ペースが落ちているわけではないのぜすが、気分的に進捗を感じずらいのですね。最後の最後にこんな罠が待ち受けていようとは。
そんなこんなで逸る気持ちを抑えつつじっくり着実に歩みを進め、ゴール手前1km付近にきたところではやとさんに連絡。ゴール近くのネカフェで仮眠しているとのことで、近くなったら連絡をとってゴールまで一緒に行こうと話していたのでした。準備もあるだろうと気持ち早めに連絡を入れたのですが、逆に待たせてしまい却って申し訳ない感じに。ラスト1kmとはいえ仲間が増えて賑やかになり、ゴール目前となったことで気分も昂まります。足裏はぼろぼろですが、ついに今治城へ元気に登城。本丸跡に設けられたFINISHラインを踏んで……ついにゴール! 16:06:22で完歩しました!! と言うことで長い長い75kmの本四連絡はここに成ったのでした。
===== 振り返り =====
歩き始め当初は、せっかくだし100kmに挑戦すべきだったかな~なんて舐めたことを考えていましたが、シューズが合わず中盤以降長きにわたって苦労したので75kmコースで結果的に正解でした。しかし不思議なものでキリの良い数字だとか3桁の大台だとかには惹かれるもの。次は100kmウォークにも出てみたいなと思います。装備の見直し、特にシューズの見極めが大切と改めて感じました。定期的にウォーキングしておくのも大事かも。
次回のウォーキングイベントは未定ですが、しおや100kmウォークはエイド充実で楽しいとの耳寄り情報もいたふぁいたので参加を検討しようかと。4月下旬なので自転車シーズンインした頃なのが気になりますが、その辺はまた近くなってから考えます。では、また次回の日記でお会いしましょう。
===== 脚注 =====

※1 厳密には瀬戸内しまなみ海道=西瀬戸自動車道区間は60km程度ですが、徒歩または自転車で連絡する場合は海上のみ高速道路橋、陸上は一般道を通るため75~80km程度となります。
※2 生口大橋は床版上を高速道路、床版下すなわち補剛桁内部を自歩道とする歩車分離式の吊橋です。トラス補剛吊橋であるという点からも、東京港連絡橋=東京レインボーブリッジとほぼ同様の構成となります。補剛桁の内部となるため視界は開けませんが、巨大な橋の中を歩いているという特殊な状況を楽しめるのがポイントです。型式こそ違えど、トラス補剛斜張橋の横浜港横断橋=横浜ベイブリッジや、スパンドレルアーチの天龍峡大橋なんかも高速道路の床版下を歩くことができます。
※3 AS3は102kmコース専用なので75km組みからすると欠番です。チェックし忘れたわけではないのでご安心を。
※3 主塔の間について、1スパンの意味ではなく一本の塔の真下の股の間の意で使用しています。
※4 厳密には来島海峡第一大橋(960m)、同第二大橋(1515m)、同第三大橋(1570m)までの三橋からなる3連続箱桁吊橋です。瀬戸内海の吊橋はトラス補剛吊橋のイメージが強いですが、ここの補剛桁は箱桁でスリムな印象があります。大島側の第一・第二の境界は海上に聳える巨大な共有アンカレイジ上にあり、二基とも比較的フラットに設計されています。一方で本土側の第二・第三の境界は馬島上にあり、また第三大橋はスパンが長いことおよび海路上にあることから高度を稼ぐ必要があり強めの反りを持っています。お陰で大島側から来ると最後に一山越える形となり、なんともにくい演出です。