お久しぶりです、マカロンです。
2026年一発目のブルベとして、AR四国さんの松山から呉を目指す200kmを走ってきました。
2023/1/2の室戸400km以来の四国さんですし、松山開催としては初参加ということもありエントリー直後からわくわくでした。
また、何を隠そう自転車歴9年目にして初めてのしまなみ海道サイクリングでもあります。
2025/10のウルトラウォーキングで歩行こそしていますが、自転車での縦断は初めてなのです。
サイクリストの聖地もようやっと巡礼しまして、今後誰かに「しまなみ海道を走ってみたか」と問われても胸をはってもちのろんと答えられるというものです。
本題の前にもう一つだけ背景情報を書いておきます。このブルベはAJ広島さんとコラボした呉集合ブルベなのです。
呉循環、岡山~呉、松山~呉の3コースが同じ地点に集まるという企画で、みんなが約束の地を目指している……という非常に楽しいイベントです。
去年は岡山スタートの呉集合ブルベに参加したので後半80kmは似通ったコースなわけですが、今回は四国組として新鮮な気持ちで楽しむことができました。
また、ゴール後には懇親会もありランドヌール・ランドヌーズ達が一堂に会してあれやこれやと盛り上がるのだそうです(私は別件で懇親会不参加のため伝聞のみ)。
さて、次段からようやく走行ブログ本編に入ります。
2026/02/07 05:20ごろ
スタート地点の松山観光港からおはようございます。

まだ辺りは暗く人々の寝静まっている時分ですが、ランドヌール達は一人また一人と集まってきています。
出走受付をしてブルベカードを受け取り、遠方参加組の醍醐味(?)な手土産の上納を済ませ、
荷物預かりもあるとのことで着替えや自分用のお土産を詰めたドロップバッグを預けてスタート時刻を待ちます。
さて本日のコースはというと、松山から今治へ抜け、しまなみ海道で本州に渡った後は呉までひたすら西進し続ける分かりやすい道筋です。
寒波こそ来ていますが瀬戸内海だけあって比較的温暖ですし、大きな山もないので久しぶりの自転車にはぴったり……なのですが、この時期の西進なので当然ながら向かい風は避けられません。
ここでEpicRideWheatherの予測を見てみましょう。後半の風がえげつないことになっていますね。
地形要因もあるにせよこの風力変化は時間要因の方が強そうなので、ある程度キビキビ走る方針に切り替えます。寄り道は外せませんけれどもね。

2026/02/07 06:00 0km
車検を終えていざスタート。
さっそくしまなみ海道と行きたいところですが、松山からしまなみ海道起点の来島海峡大橋までは45km、おおよそ2時間の道程です。
もちろんこの区間も海岸沿いですし予讃線が並行しているので時折列車とすれ違ったり抜かれたりという楽しみはありますが、
コース全体からすると前菜と言った位置付けでしょうか。午後の向かい風にも備えなければならないので、あまり張り切らずに淡々と走っていきます。
ところで、絶景だとか有名観光地だとか言った分かりやすいランドマークがない時、皆さまは何に楽しみを見出しているでしょうか。
私は道路標識・標示、ガードレール、送電網、マンホール蓋などの構造物を観察しながら走ることが多いです。
興味のない方からすると聞いたところで共感できない分野であることは心得ていますが、こうした構造物は地域色が出やすいため特に遠征時は大きな楽しみとなりえるのです。
今回も30分~1時間ほど走った頃、見慣れぬ紋様のマンホール蓋を見かけて興味を引かれました(それまでは松山市章、国交省、NTT蓋ばかり)。
土地勘のない地域ゆえ旧行政区分までは頭に入っていませんが、すぐ近くに伊予北条駅があるので旧北条町とかではなかろうか……とあたりをつけました。
後で調べたところ旧北条市とのことで、郡部でなかったのが惜しいですね。知っていれば見ただけでも楽しいですし、知らぬとて推測しながら楽しめる、そんな趣味です。
せっかくの旧自治体蓋ですしじっくり写真を撮っておきたかったのですが、後ろに5人も連なっておりタイミングを逸してしまったのが残念です。
2026/02/07 07:42 44km
PC1 ファミリーマート今治糸山店に到着です。
しまなみ海道ウルトラウォーキングの時に立ち寄った店舗なので「あの時は満身創痍だったな~」と懐かしい気分になりますが、
今回はようやく身体が起きてきた頃合いなので、暖かいお茶をボトルに詰めておにぎりを一つ頬張ったら即リスタート。
次のPCまでは60km、そこからさらに10kmも走ればお昼のラーメンが待っているので補給は控えめにしておきます。
途中でカロリーバーを一欠片食べるくらいで十分だろうな、という算段です。
そして来島海峡大橋(来島海峡第三大橋)はもう目前。つまりここからメインディッシュことしまなみ海道が始まるわけです。
2026/02/07 09:15 76km
大三島の出口、多々羅大橋起点はサイクリストの聖地にきました!

しまなみ海道サイクリングと言えばココというほどの定番スポットなのではないでしょうか。
多々羅大橋は愛媛県今治市と広島県尾道市との県境橋という性質から、しまなみ海道の数ある長大橋の
中でもアイコニックな一基ですから、ここにサイクリストの聖地碑が建てられたのは必然だったのかもしれません。
ウルトラウォーキングの際は真夜中な上にそもそも徒歩だからと見送っていたので、今回自転車で乗り付けられて感慨深いです。
サイクリストというよりはサイクルツーリズムの聖地とでもよぶ方が妥当な気がしますが、それはそれ(笑)
2026/02/07 10:17 98km
さて生口島からさらに因島まで渡ってきたら、フォトチェックの大山神社です。

ここ因島の大山神社は、伊予国一宮である大三島の大山祇神社(全国の大山祇神社の総本社ですよ!)から勧請した由緒ある神社だそうです。
もちろん主祭神は大山積大神(=大山祇命)なわけですが、境内には交通安全・自転車・バイクの神として和多志大神を祀る和多志神社もありました。
和多志大神は大山祇命の別名だそうですが、山の神ではなく交通安全の神というのは、ワタシ=渡し=輸送=交通安全と転じたのでしょうか。
授与所にて温かい麦茶を振舞われておられたのでありがたく頂戴し、また、遠路はるばる詣でた記念もとい交通安全を祈念し自転車御守を授かりました。
また、大山神社はAJ広島の呉循環ブルベでもフォトチェックとなっているため、ぼちぼち広島組ともスライドします。
しまなみ海道という土地柄、レンタサイクルも含めて自転車乗りとは相当数スライドしますが、反射ベスト着用者を見かけるとテンションがあがりますね。
ほとんどがランドヌール・ランドヌーズでしょうから、お互い頑張りましょうねってな気分になるというものです。
2026/02/07 10:17 101km
大山神社を後にしたらPC2はすぐそこ……なれど、その前に奥山ダムへ寄り道です。

いつか「ドールとダム巡りする本 離島編」としてまとめるつもりなので、その下見も兼ねています(今回はドールさん同伴ではありません)。
ここは灌漑専用の県ダムで、流石に大規模ダムと比べてしまうと有効貯水量は微々たるものですが、
降水量が少なく自然の山林保水機能もあまり期待できない離島にあっては重要な存在なわけですね。
外観で言うとすっかり定番となったゲートレスな自治体型ですが、越流部がコラムで仕切られておらず単眼仕様なところは個性的だなと思います。
また、導流部右側に不自然なブロックがあるのも印象的です。天端では特に出入り口は見られませんでしたが、
直下に監査廊扉があったので堤内エレベーターの昇降軌道を確保する膨らみなのかもしれませんね。
2026/02/07 11:48 122km
PC2 ローソン因島重井店では温かいお茶をボトルに詰めただけなので割愛し、向島は駅前渡船の手前で昼食にします。
ここまできて尾道ラーメンを外す選択肢はないものの、流石に本州側にわたってしまうと並んでいるだろうことが火を見るよりも明らかゆえ、向島側で済ませることにしました。
富浜橋交差点角の某狩猟ゲームみたいな名前のお店は、先着している自転車乗り(おそらく広島組)が数人いたので、もう少し進んでラーメンシゲさんに入ってみました。
向島ラーメンなるメニューがあったので注文してみますと、青々としたワケギがたっぷり。

どうやらワケギは向島の特産品だそうで、なるほどそれで「向島ラーメン」なのねと納得。
ベースは尾道ラーメンなので、尾道・向島を一挙に楽しめて一石二鳥というところでしょうか。
サイクルラックもあったので次回リピートもありだなと思います。ごちそうさまでした。
2026/02/07 13:21 148km
尾道駅前から25km、ようやっとPC3 セブンイレブン三原幸崎点に到着です。
薄々察してはいましたがなかなか強烈な向かい風、時折横向きの突風も吹いてなかなか大変でした。しかもぽつりぽつりと雨もパラつきはじめています。
渇水甚だしいこの時期にあって恵みの雨は大いに歓迎なれど自転車走行中はちょっと勘弁してほしいところ。
どうせなら浸水を気にせずにすむ分だけ雪か霰の方がましというものですが、こればかりは致し方ありません。
前々日までの予報に反して厳しい寒さとは無縁というのも裏目に出てしまいました。禍福は糾える縄の如し。
立駐よろしくずっと福だけで良いのに~なんてうまい話はないのです。
2026/02/07 14:00~30ごろ 160~163km
PC3から走ること1時間弱、竹原で寄り道です。
竹原市には2枚のマンホールカードがありますが、「たけはら海の駅」と「道の駅たけはら」とで1枚づつ配布しています。
まず海の駅ってなんじゃらほいと思われることでしょうが、ここは竹原港フェリーターミナルの窓口・お土産販売店です。フェリーの停車場ですから「駅」の命名も納得ですね。
ここでは、市の木・竹と特産品・筍、そして竹にちなんでかぐや姫が描かれた蓋のカードが配布されています。
あくまで自治体章趣味から転じた蓋観察が主軸な身からすると、デザインオンリー蓋はストライクゾーンから外れるのですが、ついカードは集めてしまうもの。
裏面のデザイン由来説明から有形無形問わず民俗・特産品の情報が手に入ることや、体系的にナンバリングされていることも一因でしょうか。
もう一軒は今更説明するまでもない正規の道の駅で、ここでは竹原を舞台としたアニメ「たまゆら」のイラスト蓋のカードが配布されています。
市内のバスにもラッピングされていたり、駐車場に看板があったりと、聖地・地域密着型のアニメのようですね。カードこそ貰いに来ましたが未履修なんです(汗)
竹原は「訪れてみたい日本のアニメの聖地88」なるものにノミネートされているそうです。いや88って。アニメの聖地がそんなに沢山あるとは驚きです。

本当はまちなみ保存地区もじっくり散歩してみたかったのですが、だいぶ雨脚が強まっているので今回はスキップしました。
そう遠からず再訪する時期が来るでしょうから、その時の楽しみにとっておくことにします。
2026/02/07 16:58 211km
その後も50km近く向かい風と格闘しつつ、ついにゴールです!

流石にゴール写真がコンビニのレシートでは淋しかろうとて、呉らしい(?)写真を載せてみました。
呉の代名詞ともなっている大和ミュージアムは2025/2月から改装工事に入っており、バリケードには艦これのイラストが描かれていました(艦これも未履修です、はい)。
去年の呉集合ブルベの際はギリギリ改装工事前だったので見学してお土産も買ったのですが、今回は外観だけで満足しておきます。
また、隣には「旧海軍工廠 大型旋盤15299機 公式キャラクター:旋盤さん」なる非常にニッチなキャラクターも描かれており困惑。
え、旋盤の擬人化キャラクター? いや、え、何?? え???
その後、ゴール受付まで出向いてブルベカードを提出して無事に終了です。
ドロップバッグを回収し、休憩スペースでお菓子をいただきつつスタッフさんや四国組・広島組交えて歓談など。
懇親会に参加できないのは残念ですが、ゴールでのちょっとした交流を楽しんで撤収しました。
AR四国スタッフの方々、同日開催のAJ広島スタッフの方々、そして今日のBRMに参加された方々、皆様ありがとうございました。
また機会があればよろしくお願いいたします。
てなところで本日はこれにて。また次のブログでお会いしましょう。