第23回 全国地紅茶サミット(第3回 島田地紅茶フェスティバル)
 投稿日 : 2026/02/23
 分類  : 茶
 天気  : 晴

お久しぶりです、マカロンです。
今回のブログはお茶イベントの参加レポートです。 2/14(土)、15(日)で開催されていた「第23回 全国地紅茶サミット(第3回 島田地紅茶フェスティバル)」です。
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つい先日「長崎そのぎ茶コレクション2026 in 東京」を見てきたばかり(弊ブログ別ページに飛びます)ですが、 今回は和紅茶のオンリーイベントなので、一口に「お茶のイベント」と言っても全く別物になります。なのでセーフです(何が?)。

全国地紅茶サミットはその名の通り「その土地の紅茶」を題材とした即売会で、23回目となる今サミットは茶の国・静岡より島田で開催されました(前22回は対馬、次24回は狭山予定)。 全国から37の茶業関係者がオリジナルの和紅茶を持ち寄ったほか、和紅茶に関するセミナーや茶席が開かれていたり(テイスティングチケットとは別で事前申込が必要な有料プラン)、 和紅茶ではないため番外編扱いではありますが、隣接会場にて島田市周辺の茶業・お菓子やさんが集まる「茶風土祭」も同時開催されました。 私は600円と最安価な「マイカップ持参のテイスティングチケット」で来場しており、それでも各ブースを回ってテイスティングしたり 出展者さん・知人に挨拶するだけでも半日近くかかっていたので、我ながら良い選択だったのかなと考えています。

イベント名カッコ書きの「第3回 島田地紅茶フェスティバル」は、島田市の茶業関係者有志で開催してきた島田市の和紅茶を盛り立てるローカルイベントです。 ただし残念ながら今回が最終開催。委員会の中の人たるカネトウ三浦園主さんから伺うところによると、 ようやっとノウハウが蓄積してきたところながら、有志での開催には限界があり次代の担い手がいないことによる苦渋の決断だとか。 それでも去年このイベントを知ってからずっと興味を持っていたので、最終回にどうにか来場できてよかったなと感じます。 イベント開催は最後になってしまっても、これからも島田周辺には頻繁にお茶を買いに来ますのでよろしくお願いします、という気分です。

で、さっそく参加レポート……ではあるのですが、今回はイベントポスターを除いて館内写真がありません。 購入パッケージ多量かつ未開封のものが大半につき全てをご紹介することもまたできません。 以上により特に印象に残った出展者さん・パッケージに絞って記していきたいと思います。 以下、掲載リストです。

1、井村園
2、吉田茶園
3、お茶の坂口園
4、ハサマ共同製茶組合


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1、井村園
所在:静岡県 金谷(島田)

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殿堂入り。言わずと知れた「ももか」シリーズの茶農家さん。もはや説明は不要。 ……なんて一言で済ませては文字通りお話にならないのでちょっとだけ触れます。

井村園と言えば「ももか」シリーズにより和光茶の先駆けという印象が強いですよね。 茶封筒色のパッケージな「ももか(無印)」は価格帯・風味の両面から人を選ばぬ万人受けする銘柄ですが、 好みがはっきりしている方は赤艶パッケージの「ももかプレミアム」シリーズが良いと思います。 ダージリン系が好きならGoldenTips・Flowery系統を、ウヴァ系が好きならCoolがベストマッチなのかなと。 私は基本的にダージリン系が好きなのでGTばかり飲んでいますが、俗に言うマスカテル系(※)の特徴が際立っています。 かつてのサングマ・シンブリSFらしさがあると考えてもらえば概ね相違ないです。
※「マスカテル」の概念が独り歩きしすぎて原形をとどめていない気がしないでもない点は認知していますし、 そこには踏み入りませんが、通りが良いのでこの表現を使わせてもらいます。その意味での「俗に言う」ですのでご容赦を。

井村園といえば「ももか」であることは疑いようのない事実ではあるのですが、 個人的には「香りの研究所」シリーズも粒ぞろいでおススメです。 特に香駿はFF・SFともに「期待した通りのFF・SF」らしさがあり非常に美味でした(ここでもダージリン系を選んでしまうあたり分かりやすい)。 今回はいずみと迷ったものの、いずみと言えば後述の吉田茶園……という事情もありチャイナ種FFのCitrus Scentを選んでみました。 まだ開封こそしていませんが、テイスティングした感じではその名の通り柑橘系のフレッシュ感が魅力的だったので楽しみです。 ただ、単なるFFではなくGreenishとのことなので、苦みがでないよう抽出には気をつかいそうではあります。

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2、吉田茶園
所在:茨城県 猿島

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茶品種「いずみ」のラインナップが豊富なことで有名な茶農家さん(自らアピールされていますしさもありなん)。 井村園と同じく和光茶マニアの間ではかなり知名度が高いように感じます。 猿島は茶産地としての知名度は決して高くない印象ですが、ブランディング・PRで成功している印象です。

また、SNS上の口コミもかなり影響しているように思います。かくいう私もSNSのフォロワーさん経由で知った口。 「和紅茶」というワードが普及し始めたころは玉石混交……と言いますか、誤解を恐れずに申しますと ほとんどの和紅茶は商品として成立する品質に達していなかったと感じています(今も少なからずアウトな茶農家が散見されます)。 そんな中、井村園だけが特別という訳ではなかったんだ、と考えを改めたのが吉田茶園のIZUMIシリーズだったりします。

で、IZUMIシリーズはアーリーFF~SFまで少しづ茶摘み時期を変えた複数ナンバリングがあります。 中でも私のお気に入りはNo.2:FFシルバームーンです。喫茶来でテイスティングした際は迷わずシルバームーンを選んだことが記憶に新しく、 今回は別のロットも試してみようと思っていたのですが、いざテイスティングすると結局これに落ち着いてしまうというか。 嗜好(というか志向か)はそう簡単には変わらないということですね。それもそうか。

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3、お茶の坂口園
所在:熊本県 水俣

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知人の紹介で訪れた茶農家さん。 と言いますかその当人がヘルプで販売スタッフをしているから遊びに来てねと誘われていまして。 正直に申しますと恥ずかしながら存じ上げていない農家さんではあったのですが、 いざブースでテイスティングすると非常に美味しくすっかり虜になってしまいました。

水俣の名湯・湯の鶴温泉から名前をとった「ゆのつる和紅茶」シリーズとして合組・品種茶とがありますが、 なかでも春摘みべにふうきの「はるべに」が非常に私の好みにマッチしており即決でした。 春摘らしい爽やかな若葉系の香りとともに桜系の気配があり、非常に艶やかな香気を放つのです。 パッケージではフルーティと謳われていますが、どちらかと言うとフラワリーなのでは……いや しかし紅茶におけるフラワリーと言うとSF花香系を思わせますしそれとはまた別種……なんと 形容すればよいのか迷ってしまうな……となるタイプです。

桜系なので成分的にはクマリンなのでしょうけれど、桜餅や塩漬け桜ほど主張が強すぎるわけでもなく、 紅茶として本当にいい塩梅の桜感なので、サクラフレーバーともまた違う。これは本当に一度飲んでみてもらいたいです。 クマリンといえば静7132がよく持ち出されますが、べにふうきでもこの香りが出せるのか~と感心しきりです (他店かつ未開封ですが静7132の品種茶も買ってきていますのでいずれ追記するかもしれません)。 一点しか買わなかったことを既に後悔しているので近いうちに熊本旅行の予定をいれます(お茶は通販では買わない主義)。

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4、ハサマ共同製茶組合
所在:三重県 四日市
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最後にご紹介するのは、日本六古窯は万古焼の地たる四日市の茶業組合さんです。 狭間地区なのでハサマ共同製茶組合、ブランディングは挟間と「共感」とを掛けてKyoukan茶と命名されておりました。

四日市と言えばかぶせ茶のイメージがありますが、なかなかどうして和紅茶も素晴らしいではないですか。 失礼ながら出展ブースに足を運ぶまで存じ上げなかった茶業さんではありますが、一口含む以前に匂った段階でピンと来ました。 芳しい花系の香りで、先述のパッケージと同様サクラの香りに、わずかにクチナシも混ぜ合わせたようなニュアンスでした。 サクラ系もさることながらクチナシ系の香りも非常に好物でして(鳳凰単叢でも黄梔香が好きだったりします)、 で、実際に淹れてじっくり茶葉を見てみますと「いいところのダージリン」のような綺麗な見た目をしています。 茶葉の育成環境もさることながら製茶品質が高いのだろうなと伺えます。 随分と買い込んだ後だったので日和って6gミニパックを買ったのですが、30gくらい買っておくべきでした。またもや失態です。

しかしこちらはさほど絶望していません。と言いますのも、来る3/22(日)に大阪天王寺は「いくたまさん」こと 生國魂神社にて開催される第2回いくたまお茶まつりに出店されるのです。すぐに補充できるのです。 かねてより近鉄の観光列車旅行に興味があったのでまとめて楽しんで来ようと思います。

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てなところで、特に印象に残った4店を紹介してみました。 他にも未開封なだけできっと紹介したくなる銘柄がまだまだたくさんあるはずなのですが(なんせ全部試飲して選んでいるのだから当然)、 それはまた折を見て書いていかれれ花と思います。
では本日はこれにて。また次のブログでお会いしましょう。

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